【新唐人日本2011年2月19日付ニュース】中国では北部の大干ばつの影響で、食料価格が急上昇。ある大陸の公務員によると、国営系の食料企業は、銀行から多額の融資を受けて、食料を買い占め、値段を押し上げています。このため、麺類も大幅に値上がりしています。
去年の秋以来、中国北部で続く干ばつの影響などで食料価格が急上昇。一部の製粉工場では、原料が手に入らなくなりました。山東省の公務員、王さんは、国営系の食料企業の買い占めが、値段を押し上げていると暴露します。
山東省・公務員 王さん
「今年の食料価格高騰のもう1つの原因は、一部企業による食料の買い占めです。国営系の企業も含みます。この買い占めが食料価格を押し上げています。買い占めの資金源は、農業開発銀行の貸し出しです。1元でマントー6個買えたのに、今は小さいマントー4個しか買えない」
北部の干ばつで小麦の価格が上がり、旧正月明けには餃子の価格が2割も上昇。小麦粉の小売価格も15%上がりました。小麦の先物取引価格は、さらに激しく急騰していますが、専門家はこれについて、相場がさらに上がる可能性を指摘します。
南華期貨研究所 李洪雷副社長
「今の食料価格を見ると、供給不足が今明らかなので、短期的には大きく乱降下し、もっと上がるでしょう」
今回干ばつの被害を受けたのは、主な小麦生産地の山東省、河南省)、河北省と江蘇省で、中国の小麦生産量の約6割を占めます。
新唐人テレビがお伝えしました。
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